
Ubuntu では root のアカウントが最初から無効になっている(パスワードが保存されないので実質的に無効な状態)という他の Linux とは違うところがあったりするのですが、それだけでなく他にも色々と違うんだなぁと思うところに遭遇。
NTPは標準じゃないみたい
Ubuntu を使い始めて、時折にログイン画面に出ている時刻がなんか UTC を指している場合があって、すぐに表示は治るのですがそういえば時刻合わせって Windows 環境で自然に必然になってたなぁと思いだし、 Unix 系の OS だから NTPクライアントの ntpdate かなとコンソールで入力してみたのですがインストールはされてなく、その理由は ubuntu では ntpdate の代わりに systemd-timesyncd という代替のものが起動していて timedatectl コマンドで時刻同期の設定などが可能になっているとのこと。
コンソールから timedatectl と入力して、 NTP Service の項目が active となっていれば、どこかの NTP サーバーと同期中ってこと。初期状態での接続先は ntp.ubuntu.com となっていました。
同期するNTPサーバーを変更する場合は、次の設定ファイルを変更します。
/etc/systemd/timesyncd.conf
いつ同期したかなど詳細な稼働状況は次のコマンドで見られました。sudo systemctl status systemd-timesyncd.service
tracert って、Windows の方言?
ふとネットワークの経路を見てみたくて、コンソールから tracert 相手先 と入力してみたのですが、そういうコマンドは無くて traceroute か tracer ではないかとシステムからお知らせが😅

けれど、それらをインストールしなくても同等のコマンドで tracepath というのがあるらしい。

Windows ユーザー向けに コマンドの alias 集でも作ってあると良いのかも。
他には My traceroute という CUI での経路とPing値をリアルタイムで表示するツールも何故だか入ってました。標準ではないような気がしますが何かをインストーしたときに一緒に入ったのかな。
My traceroute はコンソールで
mtr 【目的のサーバー】 とすると起動します。
なんだか Windows 環境ではコマンドにしてもアプリにしても標準で付いてくるものという感覚で、それしかないって感じだったのが Linux (unix, BSD など) では、その環境ではそれが標準であるってところなのかな。選択肢の多さと柔軟さが面白いですね。