Linux (old) Newbies

古いWindows環境からLinux環境へと移り住んだ日々の出来事

RTC のタイムゾーンは UTC か Local かどっちがいいの?

ウチの Linux な PC は、Windows とのデュアルブート仕様なので、時折に起動した直後に時間が −9時間 となることがあり不思議に思っていたのですが、どうやらその原因は RTC の時刻をそのまま使っている Windows XP(32) と RTC の時刻は UTC としてローカル時間(JST)に調整してから表示する Linux との動作の違いのようでした。

基本は RTC = UTC っぽい

時刻関連で RTC 絡みの項目を検索してみると
"/etc/default/rcS" の内容を確認 とか grub のオプションに追記 など出てくるのだけれど、そんなものは無いので詳しく見てみると、それは古い仕組みで現在は timedatectl が担っているとのこと。

そういえば時刻合わせのときに触った気がしますね。

とりあえず現在の設定を見てみると
"RTC in local TZ : no" と なっていて、確かに RTC = UTC の設定でした。

RTC = Local に設定すると警告が!

ちょいちょいと設定を変えればいいだろうと
timedatectl set-local-rtc 1 --adjust-system-clock
RTC = ローカル時間に設定変更すると

なにやら長い文字列で Warning が・・・。
どうも RTC = ローカル時刻指定 だと、動作保証しないよ~、夏時間とか計算されないよ~、色々とマズイから RTC = UTC の設定をオススメするよ~ というような文面

🤔少し考えたけれど、今は Linux 環境をメインで使っているから
RTC = UTC の設定のほうがいいかなーって思って
元に戻しました🙂🙂🙂

Libreoffice の Calc で検索の動きが変だった

お手軽に使える Libreoffice の Calc ですが、高機能故に厄介?な検索機能に遭遇。スグに原因が分からず悩みました。

CountIF 関数が正しく動作しない

C1 のセルに入力している数式は、
=CountIF(A1:A32767,B1)
範囲で B1 セルの内容と同じものを数える という簡単なもの
けれども画像のように件数は 0 件カウント

原因は全体のオプション設定だった

先の画像でネタバレしてますが、Calc のオプション設定で
検索のところにある 数式のワイルドカード表現の箇所で
どうやら デフォルトが 正規表現を使う となってしまっていたようで
B列にある文字データの中に 括弧 "( )" くくりの部分があると正規表現として扱っていた様子で正しく動作しなかったというオチでした。

この検索オプションって、セルごとに割り当てできないのかな?
ちょっと便利だけど、かえって不便ですね。

"お題" 「デスクトップ、スマホのホーム画面を見せてください」

お題「デスクトップ、スマホのホーム画面を見せてください」

なんか Hetena ブログでは「お題」という共通のテーマで記事を書くってのがあるようなので私も手始めに書いてみました。(初のお題投稿です) 扉画像はこのブログの題材にしている Ubuntu 24.04.1 の現在のデスクトップです。 一応、Windows (XP32) とデュアルブート環境なので、もう一つの XP32 のデスクトップも載せておきます。

こちらは Ubuntu 24.04.1 のデスクトップ

扉画像と同じですが Ubuntu である証明と、左端の縦置きのランチャー・バー(クイックパッド)は、普段にマウスが載ってない時はこのようにバーを閉じるようにしています。この Windows XP っぽいランチャーが気に入って、Ubuntu + Xfce のデスクトップ環境にしています。(Xubuntu ではありません。)
ちなみに見えているタスクトレイのアイコンは
FEP = Mozc
リソース表示 = Xfce 標準addon
温度表示 = Xfce 標準addon
時刻表示 = Xfce 標準addon
付箋紙 = Xpad

なお、ランチャー・バー(クイックパッド)部分は、Xfce環境において「パネル」という名称になっています。


こちらは Windows XP(32) のデスクトップ

同じ壁紙で似たような感じですが間違いなく Windows XP(32) です。縦置きのランチャー・バー(クイックパッド)が Windows 7 だと出来なかったのが XP を使い続けていた理由の1つ。見えているカレンダー(壁カレ4)は、XP 側がメインで Ubuntu 側では Wine を使って同じカレンダーデータを表示させています。

もちろん XP(32) の縦置きランチャーも、マウスが載っていない時は隠れる動作になっています。
タスクトレイのアイコン郡は
FEP = ATOK (バージョン忘れた)
蛙っぽいアイコン = Eeco というアイドル検出でシャットダウンするもの。便利。
スタートメニューと日付などタスクバーのカスタム = Tclock Light という常駐アプリによるもの。時計のカスタムメインだけどメニューなどの外観も弄れる。
リソースメーター = ProcessLasso(PRO)
温度表示 =  Core Temp



かなりデスクトップの見た目は Windows XP(32) に Ubuntu 24.04.1 を近づけたかな。
中身は全然違うけどね🤣🤣🤣

CrystalDiskInfo の代替を探して

Windows 環境でしか利用できないアプリの1つに "CrystalDiskInfo" があります。 何をするアプリなのか分かる人には必須なことでしょう。 これと同じことを Linux 環境で出来ないものかなぁと。

ディスク情報の表示アプリは色々とあるみたい

参考にしたのは alternativeto.net のWEBサイトです。

alternativeto.net

紹介されている中でとても馴染めそうなものが QDiskInfo というもの。
CrystalDiskInfo の各種スキンにも対応する様子。

github.com

まだ現時点ではα版の扱いのようなので使用はしていませんが正式版の完成が楽しみです。

libreofficeを総入れ替え

新しいバージョンのlibreofficeでしか対応しない部分があったので全部入れ替えました。

アプリケーションセンターからインストールしたら古いバージョンとダブリ

 

特に不満もなく最初から入っていた libreoffice を使っていました。(実質的に Calc しか使ってないけどw) :けれども、ある操作をしようとして必要な関数が、新しいバージョンでしか対応していないことが分かりました。

この "UNIQUE" という関数です。
バージョン 24.8 以降が必要とのこと。

最新はないのかな? と、APTのカタログを見てみると

ver 24.2 となっていて、古いものしかまだ無いっぽい。
そこでアプリケーションセンターから見える libreoffice をインストールしてみたら、24.2 がアップグレードされずに別のものとしてインストールされ、どちらも起動できるという変な状態になったので、元から入っている方を削除しました。

sudo apt-get remove --purge libreoffice*
sudo apt-get clean
sudo apt-get autoremove

なんだか Linux 環境って複数のパッケージ管理があるようで、ややこしいですね。

【Wine 9.x】ファイル名や環境変数の大文字小文字

タイトルに Wine って付けたけど Wine の事ではなくて、Windows との違いなんだなぁと、 OS環境の違いを地味に感じるので気をつけたいところがファイル名とかの大文字/小文字の区別です。

あたりまえに大文字と小文字は区別される

Linux 側から Windows 環境でも使っている NTFS のボリュームに、大文字と小文字で異なるけれど Windows から見ると同名のファイルが、あたりまえのように作れてしまいます。これは Windows 側での操作では発生しない事象だと思いますが、 Linux 側では違うファイルとして普通に出来ちゃいますね。他には Windows での通常の操作では作れないファイルとしては "." (ピリオド、ドット)で始まるファイルとかがあります。

で、この大文字小文字が違うファイルはアクセスするとどうなるのか気になるので見てみました。

まずは Linux 側での Wine から見た場合ですが、特に普通に見えてますね・・・。

つぎに Windows 側 (XP32) から同ファイルを見てみると、見るだけなら問題なし。

ところがテキストエディタで小文字のファイル名の方を選択して編集後に保存したら、大文字の方のファイルが更新されました。たぶん大文字>小文字の優先で開いたときに既に大文字の方のファイルになってたのかも・・・。とかく小文字のファイル名の方を編集しようとしても大文字のほうが開いてしまう状況でした。

そんな感じで大文字/小文字で違うけれど同名のファイルが存在しても編集とかは普通には出来ないけど、動作上で問題は出ませんでした。


ちなみに Wine 環境での環境変数の参照は、当然に大文字/小文字の区別なし

Windows 側で管理共有名などに該当するフォルダやファイル名とかも作れたりするのかなと思ったりしますが普通に使っているのが一番安心ですね😉

【Wine 9.x】見た目のテーマを Windows Classic にする

Wine 9.x では初期状態での外観のテーマが Light という設定で、どうやら Windows 10 の Light を模した内容で白くてフラットなデザインテーマになっているのですが、起動する Windows アプリが何れも XP32 のものなので、見た目のテーマも Windows Classic になるように変更してみました。

Wine 用の Theme は Windows用の .msstyles ファイルがそのまま使える?

多くは試していないのですが、Windowsに入っていた .msstyles を使ってもテーマが変わるようでした。でもやはり Wine で使えるよとチェック済みのものを使うほうが良いでしょうね。

いくつかテーマを入れた後では、このようにテーマ選択に Light 以外が表示され、選べるようになります。

テーマの収容先は初期から入っている Light のテーマと同じ場所。
/home/【ユーサー】/.wine/drive_c/windows/resources/themes/
この位置にフォルダー分けでテーマを収容。

Windows XP 風のテーマ + クラシック・テーマ の入手

こちらの GitHUB で貰ってきました。

github.com全部入れなくても好みのテーマだけ入れればいいと思います。
なお、Windows Classic については .msstyles や個別のリソースは無く、レジストリーの登録だけで機能するようです。

ネット接続を伴うアプリにて

この記事の扉画像に FFFTP (XP用 Win32版)の Wine からの起動を載せていますが、動作環境設定を例えば XP (32bit) とした場合だと、そのまま XP (32bit) の制限も再現してくれる様子です。具体的には セキュリティー面で TLS1.1 までしか対応してくれません。 Wine 側の設定で変更できるのか分かりませんが、ネット接続を伴うアプリは気をつけて。